⚠️ 本記事は個人の体験・感想に基づく記録です。格言の解釈は筆者個人のものであり、投資助言・推奨を目的とするものではありません。投資判断はご自身の判断と責任でお願いします。
その一言が、止まっていた私を動かした
40代の私が投資・仕事・生き方で本当に刺さった10の格言を、バフェット・ジョブズ・両学長らの言葉とともに紹介します。
40歳から投資を始め、9年が経ちました。この間、何度も迷い、何度も立ち止まり、それでも前に進み続けられたのは、折々に出会った「言葉」のおかげだと思っています。
偉人たちが自分の経験と思索の末にたどり着いた言葉は、何十年・何百年経っても本質を突いています。今回は、私の投資・仕事・生き方に本当に影響を与えた10の言葉を、体験とともに記録しておきたいと思います。
① 他人が貪欲な時は恐れ、他人が恐れる時は貪欲になれ(ウォーレン・バフェットの名言)
他人が貪欲な時は恐れ、他人が恐れる時は貪欲になれ。 — ウォーレン・バフェット(株主への手紙・各種スピーチより)
投資を学ぶ過程で出会った師匠から教わった言葉です。最初に聞いた時は「頭ではわかるが、果たして実行できるのか」という感じでした。
その意味を身体で理解したのが、2020年のコロナ暴落のときです。
日経平均が1ヶ月で約30%下落。SNSは「もう終わり」「全売りした」という投稿で溢れていました。あの空気感は今でも覚えています。私も恐怖を感じました。でも、あの時に思い出したのがこの言葉でした。
皆が恐れている。ならば、今こそ貪欲になる番だ。
そう決めて、少しずつ買い増しました。結果、2023年にはその銘柄の多くが回復し、含み益に変わっていました(あくまで私の一例です)。
相場格言に「人の行く裏に道あり花の山」という言葉があります。みんなが同じ方向に動く時、その逆に本質があるという意味です。バフェットのこの言葉と根っこは同じだと感じています。
バフェットの格言をさらに深掘りした記録はこちら → バフェットの言葉で9年——投資家の名言が私の行動を変えた
#投資
② リスクとは自分が何をやっているかよく分からない時に起こる(ウォーレン・バフェットの名言)
リスクとは自分が何をやっているかよく分からない時に起こる。 — ウォーレン・バフェット(各種インタビュー・株主書簡より)
個別株を買う時に、常に意識している言葉です。
「なんとなく上がりそう」「SNSで話題になっている」「証券会社のレポートで推奨されていた」——こういった理由で買った銘柄は、ほぼ例外なく後悔する結果になりました。
逆に、事業内容・財務状況・配当の歴史をしっかり調べて「この会社が何をしているか、なぜ配当を出し続けられるのか」を理解してから買った銘柄は、暴落があっても持ち続けられました。
バフェットは「理解の輪(Circle of Competence)」という概念も語っています。自分が深く理解できる領域の中でだけ投資する、という考え方です。この格言はその裏返しとも言えます。
分からないまま買うことが、最大のリスクだと今も確信しています。
#投資
③ Stay hungry, stay foolish(スティーブ・ジョブズの名言)
Stay hungry, stay foolish.(貪欲であれ、愚かであれ。) — スティーブ・ジョブズ(2005年スタンフォード大学卒業式スピーチより)
2005年のスタンフォード大学卒業式。ジョブズが語ったスピーチの最後の一文です。
この映像を、私は何度も見返しました。若い学生たちの前で、自らの死と向き合いながら語るジョブズの姿が忘れられません。
「Hungry(貪欲)」は常に学び、成長を求め続けること。「Foolish(愚か)」は常識に縛られず、失敗を恐れずに挑戦し続けること。
私はどちらかというと慎重な性格で、失敗を恐れて動けない時期が長くありました。この言葉は、そんな自分への戒めとして今も心に置いています。いつもこの言葉を思いながら、一生懸命に生きていきたいと思っています。
#生き方
④ もし今日が人生最後の日だとしたら(スティーブ・ジョブズの名言)
もし今日が人生最後の日だとしたら、今日やることは本当に自分のやりたいことだろうか? — スティーブ・ジョブズ(2005年スタンフォード大学卒業式スピーチより)
③と同じスタンフォードのスピーチで語られた言葉です。
40歳前後、仕事も私生活も苦しかった時期がありました。毎日が義務感で動いているような感覚で、「自分は何のために生きているのか」と思う瞬間もありました。
そんな時にこの言葉と出会いました。
がんと闘いながら、一日一日を全力で生き抜いたジョブズだからこそ言える言葉だと思います。「今日が最後の日だとしたら」——その問いを自分に投げかけた時、答えはNOでした。
そこから少しずつ、「自分がやりたいこと」を選ぶ行動に変わっていきました。投資を本格的に始めたのも、この頃です。一度きりの人生を、やりたいように生きてみようと思わせてくれた、大切な言葉です。
#生き方
⑤ 飛躍はいつも「なぜ」と問うことからはじまる(松下幸之助の言葉より)
飛躍はいつも「なぜ」と問うことからはじまる。 — 松下幸之助の言葉として伝わるもの
仕事で新しいものを開発したり、何かを提案したりする時に、いつも思い出す言葉です。
「なぜこの問題が起きているのか」「なぜこの方法が最善なのか」「なぜお客様はこれを求めているのか」——この「なぜ」を深掘りできるかどうかが、仕事の質を決めると実感しています。
表面の課題に飛びついて解決策を出すのではなく、「なぜそうなっているのか」を問い続けること。少しでも心に引っかかった「なぜ」と向き合い続けることが、全てのアイデアの源泉になってくれています。
小学校卒業という学歴で日本を代表する経営者になった松下幸之助。その飛躍の裏に、この問い続ける姿勢があったと思います。
#仕事
⑥ 目の前の小さな得ではなく、将来の大きな得を取り続ける(松下幸之助の名言)
目の前の小さな得ではなく、将来の大きな得を取り続ける。 — 松下幸之助
仕事でも投資でも、当てはまる言葉です。
投資では、目先の株価の動きに反応して売買を繰り返すより、10年後・20年後を見据えて保有し続けることが、長期的な成果につながると実感しています。
仕事では、目の前の小さな利益や評価に飛びつくと、経営状態や業界全体の大きな流れに飲まれて損をすることがあります。二手先・三手先を読みながら、その先にある大きな成果を目指して行動することが大切だと考えています。
「将来の大きな得を取り続ける」という発想は、長期投資の本質とも重なります。この言葉は、目先の動きに惑わされそうになる自分へのブレーキになっています。
#投資 #仕事
⑦ すべての実践は志を立つるより始まる(吉田松陰の名言)
すべての実践は志を立つるより始まる。 — 吉田松陰(『士規七則』より)
吉田松陰が門下生のために記した「士規七則」にある言葉です。私はこれを「全ての行動は目標を立てることから始まる」と解釈しています。
ゴール(目標や夢)を描き、そこに向かってプランを立て、一歩ずつ道を進めていく。その繰り返しが成長だと思っています。
目標なしにダラダラ毎日を過ごしても、成長も成果も生まれません。
私も「経済的自立」という目標を立て、その為に資産形成と自己投資を続けてきました。9年前に目標を立てた時、正直言えば達成できるか全くわかりませんでした。でも、目標があったから行動できた。行動したから結果が出た。
目標は、全ての行動の出発点だということを、9年間かけて実感しました。
#生き方 #投資
⑧ 知って行わざるは、知らざると同じ(吉田松陰の名言)
知って行わざるは、知らざると同じ。 — 吉田松陰
吉田松陰が終生貫いた「知行合一」——知ることと行うことは一体であるという思想を表した言葉です。
この言葉を最初に知った時、耳が痛かったです。
20代〜30代の頃、本やネットでたくさん学びました。投資の本も、仕事の本も、自己啓発の本も。でも「知っている」だけで行動に移せない時期が長くありました。頭でっかちになっていたのだと思います。
いくら学んでも、それをアウトプットして行動に変えなければ、物事は前に進みません。
今の私の行動指針は「悩んだらまずやってみる」です。まず動いてみることで見えてくるものがあります。松陰は松下村塾で多くの志士を育てましたが、自らも行動の人でした。だからこそ、この言葉の重さが違います。
#仕事 #生き方
⑨ 進まざるものは必ず退く(福澤諭吉の名言)
進まざるものは必ず退く。 — 福澤諭吉
現状維持は「0」ではなく「マイナス」だということを、この言葉は教えてくれます。
仕事でも実体経済でも、世の中は常に動いています。同じやり方・同じ知識のまま止まっていると、周りが進んでいく中で相対的に置いていかれます。
変化を恐れて壁の手前で止まってしまえば、その先に広がる景色は見えません。ぶち当たって、乗り越えて、はじめて新しい世界が見えてくる。
投資でも同じことを感じます。「今の保有銘柄でいい」「もう十分学んだ」と思った瞬間に、成長が止まります。たゆまぬ歩みが必要だと、この言葉は今も背中を押してくれています。
#仕事 #生き方
⑩ 今日が人生で一番若い日(両学長の名言)
今日が人生で一番若い日。 — 両学長(リベラルアーツ大学)
リベ大でお馴染みの言葉です。シンプルですが、深い。
何歳になっても、今日が人生で一番若い日です。明日になれば、今日より若い日は二度と来ない。
「もっと若い時に始めていれば」という後悔より、「今日から始める」という行動の方が、ずっと大切です。
私も40歳から投資を始めた時、「もっと早く始めればよかった」と思いました。でもこの言葉を思い出した時、「今日が一番若い日なのだから、今日始めるのが最善だ」と気持ちが切り替わりました。
今日を最高の一日にできるように精一杯楽しんで頑張っていく。投資を9年続けられた理由も、根っこにはこの感覚があったのかもしれません。
#生き方
言葉は、行動と視点を変える
10の言葉を振り返ってみると、大きく2つのことが言えます。
ひとつは、行動すること。
どの格言も、知っているだけでは意味がありません。自分の状況に当てはめ、実際に行動に移して初めて、言葉が生きてきます。
もうひとつは、視点を変えること。
③「Stay hungry, stay foolish」や⑩「今日が人生で一番若い日」は、行動の前に「どう世界を見るか」を変えてくれる言葉です。視点が変わると、同じ状況でも選べる道が変わります。
私にとって格言は、苦しい時や迷った時の「道しるべ」です。偉人たちが自らの人生で掴み取った言葉は、時代が変わっても本質を突いています。
これからも新しい言葉と出会い、それを自分の行動に変えていきたいと思っています。
この記事を読んでいるあなたへ。あなたの人生に刺さった言葉は、何ですか?
