⚠️ 免責事項
本記事は私個人の投資経験の記録です。特定の金融商品への投資を勧誘・助言するものではありません。9年の結果は個人の収入水準・市況・投資タイミングに左右されたものであり、同様の成果を保証するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
40歳・貯金500万円・知識ゼロ。それが9年後、6,000万円になりました。
才能の話ではありません。途中、含み損は-350万円を超えました。 それでも売らなかった、ただの会社員の記録です。
あれから9年。49歳になった今、資産は株式約5,000万円+現預金約1,000万円の合計で約6,000万円になりました。特別なことは何もしていません。
この記事では、
- 年齢ごとの資産推移(数字で公開)
- どんな投資をしてきたか(3本柱の全体像)
- 途中の失敗・暴落での判断
- 再現性について(正直なところ)
をまとめています。「40代から投資って遅いのでは?」と感じている方の参考になれば幸いです。
結論:40歳から投資9年で資産はいくら増えたか
結論から言います。
500万円からスタートして、9年後に6,000万円になりました。(私の場合)
40歳から投資を始めても、遅くありませんでした。9年間続けてきていちばん感じること——大事なのは「いつ始めるか」より「やめないこと」。
ただ、正直に言わなければいけないことがあります。この6,000万円は「投資リターンだけ」で作ったわけではありません。本業の給与から貯蓄率50%近くで積み上げ続けた「入金力」が土台にあります。「投資で増えた」という表現には語弊があり、正確には「稼いで・入れて・増やした」9年間です。
※本記事は9年間の全体俯瞰です。投資を始めた動機や最初の1歩ははじめましての記録に、各テーマの詳細ガイドは9年の全体ガイドにまとめています。
💡 この記事の数字について
本記事の資産額はすべて私個人の実績・概算値(年末時点)です。特定の市況・収入水準・投資タイミングが重なった結果であり、再現を保証するものではありません。
9年間の資産推移
年末時点の資産額を、公開できる範囲でまとめます。
| 年齢 | 年 | 資産(年末概算) | 主なできごと |
|---|---|---|---|
| 40歳 | 2017年 | 約500万円 | 投資スタート。100万円を手元に残し、400万円をNISAで投資へ |
| 42歳 | 2019年末 | 約700万円 | 老後2000万円問題が騒がれた年。「やっぱりか」と思いながら継続 |
| 43歳 | 2020年4月※ | 約400万円台 | コロナショック底値。含み損-350万円超。それでも売らなかった |
| 47歳 | 2024年末 | 約3,800万円 | 新NISA元年を経て大きく拡大 |
| 49歳 | 2026年現在 | 約6,000万円 | 株式約5,000万円+現預金約1,000万円 |
※43歳の行のみコロナ底値時点(2020年4月)。他の行はすべて年末時点。いずれも株式評価額+現預金の合計(概算・税引前)。年間配当は含みません。2017年に40歳で投資を開始し、本記事執筆時点(2026年5月)で投資9年目です。
図:9年間の資産推移(概算・年末時点ベース)。投資リターンのみでなく給与からの積み立て(入金力)も含む。筆者の運用記録より作成。
42歳(2019年末)から43歳(2020年4月)にかけて700万円台から400万円台まで落ちているのはコロナショックの影響です。コロナ直前の2020年2月時点では約800万円まで育っていましたが、ほぼ1ヶ月で半分近くまで沈みました。その後、一株も売らずに持ち続け・追加で200万円を買い増した結果、2021年秋に含み損ゼロ、2022年末には元本比+30%前後まで戻りました。
9年間の投資内容:3本柱
特別なことは何もしていません。基本の3つを続けただけです。
① 新NISA・積立投資
投資を始めた2017年当初は旧NISAの年120万円枠をフル活用して高配当株を購入しました。2024年からは新NISAに移行し、つみたて投資枠でインデックスファンドを毎月積み立て、成長投資枠で高配当株を購入する形に切り替えています。
相場の状況に関わらず、毎月のルーティンとして続けること——これが9年間の基本方針でした。
② 高配当株投資
保有しているだけで定期的に配当金が受け取れる高配当株を9年間積み上げ、96銘柄・年間配当110万円(2025年実績・税引前、配当100万円+優待10万円相当含む)になりました。
「増やす」だけでなく「受け取る」形の投資は、長期保有を続けるモチベーションにもなっています。ただし利回りだけで銘柄を選ぶと失敗します。9年かけて固めた7つの選定基準を別記事に公開しています。
利回りだけで選ぶと失敗する・9年で固めた7つの選定基準はこちら
③ インデックス投資
市場全体に分散投資することで、個別株の失敗リスクを吸収する役割を担っています。2024年の新NISA開始後は、つみたて投資枠でオルカンやS&P500を中心に積立を加速しました。高配当株との使い分けは「今のキャッシュフロー(配当)を育てるか、将来の資産総額を育てるか」という観点で決めています。
途中で感じた不安・やらかした失敗
9年間、順風満帆ではありませんでした。
コロナショック(2020年・43歳)
2020年2月、当時の運用総額は約800万円。それが約1ヶ月でほぼ半分の400万円台まで落ちました。含み損は-350万円超。毎朝スマホを開くのが怖かった。「やっぱり投資すべきじゃなかったのか」と何度も思いました。
それでも一株も売りませんでした。「売ったら終わり」という一点で踏みとどまり、3月下旬から200万円を追加で投資しました。
含み損-350万円を抱えながら売らなかった9ヶ月間の全記録はこちら
ウクライナ・トランプ相場
コロナの後も、資産を揺さぶる局面は続きました。ウクライナ紛争、トランプ政権への懸念——いずれも「どうするか」の判断を迫られる場面でした。1回目より少し冷静でいられたのは、コロナ暴落の経験があったからです。
9年でやらかした4つの失敗
減配・テーマ株の高値掴み・不祥事ナンピン・利回り罠——全部経験しています。失敗がなかったわけではありません。正直に全部書きました。
9年で確信した、ただ一つのこと
9年を振り返って、一番大きかったことを聞かれたら、迷わずこう答えます。
「やめなかったこと」です。
コロナショックで売らなかった。ウクライナ・トランプ相場でも積立を止めなかった。含み損が増えた時も、「やっぱり遅かったのでは」と思った時も、売らずに続けました。
感情で動くと失敗しやすい——これが9年でもっとも確信した教訓です。
💡 株価は半分になっても、企業の価値は半分にならない
コロナ暴落のとき、売らずにいられた理由はひとつだけです。「過去には市場は回復を繰り返してきた(将来を保証するものではありません)」という認識を手放さなかったから。株価が半分になっても、会社の本質的な価値が半分になったわけではない——この一点を信じて持ち続けました。
再現性について——正直なところ
「自分でもできるか?」という問いに、正直に答えます。
「同じ結果になるとは言えない。でも、始めないと何も変わらない。」
私の6,000万円には、3つの条件が重なっています。
- 入金力(最大の貢献要因):本業の給与から貯蓄率50%近くで積み上げられたこと
- 市況の追い風(コントロール不可):2017〜2026年は日本株・米国株ともに総じて上昇傾向だったこと
- 継続(誰でも選べる唯一の要因):暴落局面を含め9年間やめなかったこと
3番目だけは、誰でも選べます。1番目は収入と生活費次第。2番目は誰にもコントロールできません。
「40代から始めること」が遅すぎるとは思っていません。何もしないリスクの方が大きい。ただ、6,000万円という数字だけを見て期待値にするのは難しいと正直思っています。
まとめ
40歳から9年間続けた投資の全体像をまとめます。
- スタート:40歳・資産500万円・知識ゼロ
- 最大の試練:43歳コロナショックで含み損-350万円超。売らなかった
- 9年後の現在:49歳・約6,000万円(株式約5,000万円+現預金約1,000万円)
- 年間配当:110万円(配当100万円+優待10万円相当)
- 投資の3本柱:NISA・高配当株96銘柄・インデックス投資
- 40代から始めても、間に合います。ただし、やめないこと。
40代からでも遅くありません。ただし「投資だけで誰でも同じ結果になる」とは言いません。入金力・市況・継続の3つが揃ってはじめて出た結果です。「あの時始めてよかった」——今でもそう思っています。
よくある質問
Q. 40代から投資を始めて、本当に間に合いますか?
間に合います。ただし「誰でも同じ結果になる」とは言えません。
私自身は40代から始めて遅いとは思っていません。入金できる金額・市況・継続できるかどうかで結果は大きく変わります。私の場合は9年で500万→6,000万になりましたが、これは個人の結果です。
Q. 最初はいくらから始めましたか?
生活防衛資金を100万円残し、残り400万円を投資に回しました。月の積立は月3万円程度からスタートしました。
40歳のとき、生活に直接影響しない余裕資金の範囲から始めることを優先しました。
Q. コロナショックのとき、なぜ売らなかったのですか?
「株価が下がっても、会社の本質的な価値は変わらない」という認識を手放さなかったからです。同時に、生活に直接影響しない余裕資金で投資していたことも大きかった。詳しくはコロナ暴落の記録に書いています。
Q. どの証券会社を使っていますか?
SBI証券を9年間使い続けています。使い続けた理由と正直な不満点はこちらに書きました。
Q. iDeCoと新NISAはどちらを優先しましたか?
私はNISAを先に始め、iDeCoはあとから加えました。40代からの優先順位についてはiDeCoとNISA、どちらを先に使うかに書いています。
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