📢 本記事は私個人の投資経験に基づく記録です。特定の金融商品への投資を勧誘・助言するものではなく、投資判断はご自身の責任で行ってください。過去の結果は将来の成果を保証するものではありません。本記事にはアフィリエイト広告(楽天証券)が含まれます。

物価上昇でインデックス投資は有利になる?9年やった40代の実感

物価上昇とインデックス投資を考えるイラスト

結論から言うと、物価が上がる局面ではインデックス投資が有利に働きやすい——これが9年やってきた私の実感です。現金で持つより、市場全体に乗るインデックス投資のほうが資産を守りやすかったと感じています。

40歳で投資を始めて9年。資産は500万円から約6,000万円になりました(個人の実績です。同様の結果を保証するものではありません)。その途中、2022年からは私たちの生活でも物価がはっきり上がりました。正直「これは資産が目減りするのでは」と身構えた時期でしたが、ふたを開けてみると、私の資産はその後も育ち続けたんです。——これが今回お伝えしたいことの核心です。

理由はシンプルで、物価が上がるということは、企業がモノやサービスを売る値段も上がっていくということだからです。売上が増えれば利益も増えやすく、その積み重ねが株価に反映されていく。インデックス投資は市場全体に分散して乗る仕組みなので、特定の銘柄を当てにいかなくても、この「全体の底上げ」の恩恵を受けやすいと感じています。

この記事でわかること

  • 物価が上がっても慌てなくなる——インフレと企業利益のシンプルな関係
  • 銘柄を選ばなくてもインフレの恩恵に乗れるインデックスの特性
  • 「身構えたのに資産が育ち続けた」2022年以降の実記録
  • 「今すぐ全額株へ」で失敗しないための、スタグフレーションの落とし穴

まず「40歳から投資を始めるのは遅いのか」が気になる方は、40歳から投資は遅い?9年続けてわかった現実もあわせてどうぞ。

なぜ物価上昇で株式の価値が上がりやすいのか

物価上昇と株式の関係を解説するイラスト

物価が上がる局面で株式が「インフレに強い資産」と言われるのは、企業の売上と利益が物価と一緒に増えやすいからだと考えています。

物価上昇(インフレ)は、ざっくり言うと「モノやサービスの値段が全体的に上がっていく」現象です。ここで見落とされがちなのが、値段を上げているのは企業だという点です。

私たちが買うものの値段が上がるということは、それを売っている企業の売上も増えるということ。原材料費や人件費も上がるので単純な話ではありませんが、値上げを商品価格に転嫁できる企業であれば、長い目で見て利益も物価とともに伸びていきやすい——これがインフレ局面で株式が注目される基本的な理由だと感じています。

一方で、現金や預金は物価が上がってもそのまま増えてはくれません。100万円は1年後も100万円のまま。けれど物価が3%上がっていれば、同じ100万円で買えるモノは実質的に減っています。これがよく言われる「インフレで現金の価値が目減りする」という現象です。

私自身、投資を始める前は500万円を全額預金で持っていました。当時は何も増えていないどころか、物価上昇を考えれば実質的にじわじわ目減りしていたわけです。この「持っているだけで価値が下がる現金」と、「物価と一緒に価値が伸びやすい株式」の差を、9年かけて体感したと言えます。

💡 ポイント インフレは「現金にとっては逆風」「株式にとっては追い風になりやすい」。ただし"なりやすい"であって、必ずそうなるわけではありません。後半でその注意点も書きます。

株式投資そのものの仕組みをまだ整理したい方は、株式投資とは何か?40代が知っておきたい基本も参考にしてください。

インデックス投資なら、銘柄を選ばなくてもインフレの恩恵に乗りやすい

「物価が上がると株が有利」と聞いても、ではどの株を買えばいいのか——その問いに対する私なりの答えが、インデックス投資です。

理由は、インデックス投資が「市場全体にまるごと分散して乗る」仕組みだからです。たとえば全世界株式(オルカン)やS&P500に連動するインデックスファンドは、その指数に含まれる多くの企業に薄く広く投資する形になります。

物価上昇の恩恵を受けやすい企業もあれば、逆に苦しむ企業もあります。値上げを価格に転嫁できる業種、できない業種もあります。個別株だと「どの企業がインフレに強いか」を自分で見極める必要がありますが、インデックスなら市場全体の平均的な動きに乗れるので、その目利きをまるごと市場に任せられる——ここが大きいと感じています。

私は高配当株のバイ&ホールドが投資の中心で、現在96銘柄を保有しています(国内株・Jリート91銘柄+米国ETF5銘柄)。ただ、新NISAではインデックスも併用しています。具体的には、つみたて投資枠でeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)とS&P500を積み立てています。

なぜ個別株中心の私がインデックスも持つのか。理由のひとつが、まさにこの「分散」です。私の保有は日本の個別株に偏っているので、日本経済だけに依存するリスクを、全世界・米国に分散したインデックスでヘッジしているイメージです。物価上昇のような大きな経済の流れは、特定の国・銘柄だけを見ていると判断を誤りやすい。だからこそ、市場全体に乗れるインデックスを「土台」として併用していると言えます。

インデックス投資の仕組みそのものをもっと知りたい方は、インデックス投資とは?40代向けにやさしく解説を読んでみてください。オルカンと高配当株の役割分担についてはオルカンか高配当株か、9年両方やった40代の答えにまとめています。

💡 補足 「特定銘柄を選ばなくていい」はラクをするためだけの話ではありません。インフレのような大きな流れに対して、自分の予想を外しても市場平均には付いていける、という"守り"の意味が大きいと感じています。

物価上昇が続いた2022年以降も、私の資産形成は止まらなかった

資産推移の記録を確認するイラスト

ここまでは理屈の話でしたが、実際に物価が大きく動いた局面で私の資産がどうなったのか、記録で共有します。

2022年は、ウクライナ情勢などをきっかけに世界的に物価が上がり、相場も大きく揺れた年でした。仮にこの期間を全額現金で持っていたら、物価が上がった分だけ実質的な購買力は目減りしていたはずです。私の資産推移を振り返ると、こうなっています。

📊 物価上昇局面の前後・資産推移(年末時点・概算)

年齢 年末資産額 年間配当(税引後) 主な出来事
2021 44歳 約1,600万円 60万円 相場回復
2022 45歳 約2,100万円 72万円 ウクライナ相場・物価上昇局面
2023 46歳 約2,700万円 84万円 新NISA移行準備
2024 47歳 約3,800万円 96万円 新NISA元年
2025 48歳 約5,000万円 108万円
2026/5 49歳 約6,000万円 120万円 現在

※ 筆者個人の運用記録(概算値・年末合算)。配当はすべて税引後。2026年5月時点のみ5月の値。過去の結果は将来を保証しません。

9年のうち、物価がはっきり動いたのは2022年以降の局面でした。物価がはっきり上がり始めた2022年も、その後の2023年・2024年も、資産は止まらずに育ち続けました。正直に言うと、2022年の相場は途中で大きく下がる場面もあり、心穏やかではなかったです。それでも私は売らずに積み立てを続け、結果として物価上昇の波を乗り越えられたと感じています。

もちろん、これは私の資産が「株式中心」だったことが大きいと思います。もし全額を現金で置いていたら、物価が上がった分だけ実質的な購買力は下がっていたはずです。株式(特に市場全体に乗るインデックス部分)を持っていたからこそ、物価上昇の局面でも資産の価値を守り、むしろ育てられた——9年やってきて、この点はインデックス投資の心強さだと実感しています。

ちなみに配当も、2020年以降は毎年プラス12万円(月プラス1万円)ペースで意図的に積み上げてきました。物価が上がった年も、この配当の積み上げは止まりませんでした。資産推移の全体像は40歳・500万円から6,000万円になった9年間の全記録に、配当の実額は年間配当120万円への道にまとめています。

「インフレ=株は必ず上がる」とは言い切れない(注意点)

インフレ投資のリスクを考えるイラスト

ここまで物価上昇とインデックス投資の相性の良さを書いてきましたが、「インフレなら株は必ず上がる」と考えるのは危険だと感じています。

理由は、物価が上がっても景気が悪い「スタグフレーション」という状態があるからです。私の理解では、スタグフレーションとは景気の停滞(スタグネーション)と物価上昇(インフレ)が同時に起きる現象を指します。ひと言でいえば「給料は上がらないのに、モノの値段だけ上がる」きつい状態です。

スタグフレーションで株価が下がる局面もある

この局面では、企業の売上が伸び悩む一方でコストだけが上がり、利益が圧迫されることがあります。そうなると「物価は上がっているのに株価は下がる」ということも起こり得ます。実際、2022年も物価上昇と相場の下落が同時に進んだ時期がありました。「物価が上がっているのに自分の資産が減っている」という、頭で考えた理屈と逆の現象を私も経験しました。

だからこそ、私が大事にしているのは次の3つです。

  • 短期で判断しない——物価と株価の関係は、数ヶ月では逆に動くこともある。長い目で見る
  • 売らずに積み立てを続ける——下がった局面こそ、淡々と買い続けることを優先する
  • 現金(生活防衛資金)も別に確保しておく——全額を株式にしない。私もコロナ暴落時、別に確保していた現預金が心の支えになりました

「物価が上がるから今すぐ全額株に」という発想ではなく、あくまで長期で市場全体に乗り続けることが、インフレ局面での私のスタンスです。暴落を含めた相場の上下とどう向き合ってきたかは、コロナショックで資産が半分になった話にも書いています。

⚠️ 注意 「インフレヘッジとして株が機能しやすい」のは長期・分散を前提にした話です。短期では物価と逆に動くこともあります。一括で飛び込むより、時間を分けて積み立てるほうが、私には合っていました。

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まとめ:物価上昇局面でも、市場全体に乗り続けることが私の答え

最後に、この記事のポイントを振り返ります。

  • 物価が上がると企業の売上・利益も増えやすく、株式の価値も上がりやすい——現金は逆に実質目減りしやすい
  • インデックス投資は市場全体に分散して乗るので、銘柄を選ばなくてもインフレの恩恵を受けやすい——個別株の目利きを市場に任せられる
  • 物価が上がった2022年以降も、私の資産(株式中心)は育ち続けた——9年の実記録での実感
  • ただし「インフレ=株は必ず上がる」は危険——スタグフレーションもある。短期判断せず、長期・分散・積み立てで向き合う

私自身、「現金のまま置いておくより、市場全体に乗り続けた方が物価上昇の局面でも資産を守れる」と感じてインデックスを始めました。40歳という決して早くないスタートでしたが、市場全体に乗り続けたことで、物価上昇の波も含めて資産を育ててこられたと感じています。

焦って大きく動くのではなく、自分が続けられるペースで、淡々と。それが9年やってきた私なりの結論です。

「現金のまま様子を見るのが一番こわい」——そう思えたのは、9年分の記録があったからです。その全記録を、こちらにまとめています。

9年間の全記録:40歳・500万円から6,000万円になった話


📢 免責事項

本記事は私個人の投資経験の記録であり、特定の金融商品への投資を勧誘・助言するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。過去の投資結果は将来の成果を保証するものではなく、最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。