本記事は個人の体験・見解をもとにした情報共有が目的です。投資判断はご自身の責任で行ってください。
40代から始めた私の配当金への道
配当金生活は、40代からでも目指せます。私自身、40歳から高配当株投資を始めて9年後、年120万円(税引後・株主優待含む)の配当を受け取れるようになりました。
配当金生活が40代から目指せるかどうか——自分の体験をもとにお伝えします。
40歳で投資をスタートしたとき、最初の年の配当はわずか3万円でした。それが9年後の今、年120万円(税引後)になっています。
月に換算すると約10万円。「配当金で固定費の一部が払える」水準に、9年間で到達できました。
この記事でわかること
- 配当金が3万円→120万円になるまでの9年間の推移
- 年120万円に到達するためにやった3つのこと
- 配当金生活のリアル——月10万円で何ができて、何ができないか
- 40代から配当金生活を目指すなら最初にやること
最初の配当は3万円だった——9年で120万円になるまで
まず数字でご覧ください。
| 年齢 | 年間配当(税引後) | 主な出来事 |
|---|---|---|
| 40歳(2017年・開始) | 約3万円 | 高配当株を少しずつ購入開始 |
| 41歳 | 約8万円 | 買い増し継続 |
| 42歳 | 約36万円 | iDeCo開始・高配当株を本格化 |
| 43歳 | 約48万円 | コロナ暴落→200万円追加投資 |
| 44歳 | 約60万円 | 相場回復・含み損が解消した |
| 45歳 | 約72万円 | 新NISA移行準備 |
| 46歳 | 約84万円 | 積立加速 |
| 47歳(2024年) | 約96万円 | 新NISA元年・iDeCo月2万へ増額 |
| 48歳 | 約108万円 | iDeCo月2万フル稼働 |
| 49歳(2026年現在) | 約120万円 | 5月決算発表・保有株の約2割が増配 |
※ 年間配当は税引後・株主優待含む。各年末時点の概算。
2020年以降は毎年+12万円(月+1万円)のペースで積み上がっています。これは偶然ではなく、「毎年1万円ずつ配当を増やす」という目標を持って買い増しを続けた結果です。
42歳に急増(8万→36万円)したのは、iDeCoを始めた年に、並行して高配当株への投資を一気に本格化させたためです(iDeCo自体はインデックスファンドへの投資のため、配当には直接影響しません)。40〜41歳の2年間は「試運転期間」でした。
配当金の増やし方|年120万円に到達した3つの方法
① 配当を再投資し続けた
配当金が入ったら、生活費には使わず次の株の購入資金に回しました。
40歳時点での3万円は「コーヒー代」程度に見えます。でもその3万円を再投資することで、翌年の配当がほんの少し増える。それを9年繰り返した結果が、+117万円の差になりました。
複利の力は、続けた人にしかわかりません。
② 下がっても買い増しをやめなかった
相場が下がったときも、生活に余裕がある範囲で買い増しを続けました。
コロナ暴落(2020年)のとき、評価額が約800万円から約400万円台まで下落しました。取得元本に対する含み損は350万円を超えた時期もありました。それでも追加で約200万円を投資しました(コロナ暴落の体験記)。
あの時期に買い増した株が、今の配当の大きな土台になっています。
③ 増配する銘柄を選び続けた
配当が増えた理由は、買い増しだけではありません。保有銘柄が増配したことも貢献しています。
同じ株数を持っていても、企業が増配すれば受け取る配当は増えます。私の場合、購入時の配当利回りは3.7%以上を基準にしながら、「減配しにくい企業」「増配実績のある企業」を選ぶことを9年間意識してきました(高配当株の選び方)。
新NISAは配当金生活との相性が抜群
2024年からの新NISAは、高配当株で配当金を積み上げたい人にとって、非常に使いやすい制度改正だったと感じています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| つみたて投資枠(年間) | 120万円 |
| 成長投資枠(年間・高配当株に使える) | 240万円 |
| 合計年間上限 | 360万円 |
| 非課税期間 | 無期限 |
| 売却した枠の復活 | 翌年に取得価額ベースで復活 |
旧NISAは非課税期間が5年間(一般NISA)で、期限が来ると特定口座に移行する手間がありました。新NISAは保有し続ける限り配当が非課税のまま。長期バイ&ホールドの高配当株投資との相性が良いと感じています。
さらに「売却した枠が翌年(取得価額ベースで)復活する」仕組みも魅力です。ただし枠の復活は翌年になるため、売却して即座に同枠で買い直すことはできません。あくまで長期保有を前提とした柔軟性として理解しておくと良いと思います。
私が40〜46歳(2017〜2023年)に築いた配当の土台は旧NISAで育てたものです。2024年からは新NISAの成長投資枠を使って高配当株の買い増しを続けており、今後の配当増加をさらに加速させる土台になると感じています(新NISAでの高配当株の買い方)。
制度は追い風になった。あとは続けるかどうかだけでした。
配当金生活のリアル——月10万円でできること・できないこと
「月10万円の配当」と聞くと、それだけで生活できそうに聞こえるかもしれません。でも現実は違います。
月10万円でカバーできるもの(一例)
- 食費の一部
- 光熱費・通信費
- 小さな旅行・外食
- 趣味・自己投資への費用
月10万円だけでは難しいもの
- 家賃・住居費(特に首都圏)
- 教育費・医療費
- 老後の生活費の全て
私の場合、配当の120万円はあくまで「上乗せ収入」として位置づけています。給与収入+配当の組み合わせで生活しており、配当だけで暮らしているわけではありません。
ただ「給与がなくなっても月10万円の収入がある」という安心感は、精神的にとても大きいものがあります。「完全に生活できるわけではないけれど、何かあっても月10万円は入ってくる」——その感覚が、9年間投資を続けられた理由の一つでもあります(投資を9年続けられた理由)。
給与への依存から「2本目の柱」へ
月10万円の配当には、費用面以外にも大きな意味があると感じています。
会社員の収入は、給与という1本の柱に支えられています。それ自体は悪いことではありませんが、仕事の環境は変わりえます。職場の雰囲気、人間関係、体調、家庭の事情——どれかひとつでも変化したとき、収入の柱が1本しかなければ、選択肢は大きく狭まります。
月10万円の配当収入は、そのリスクへの「ヘッジ」になります。何があっても月10万円は入ってくる構造があるだけで、仕事や生活への向き合い方が少し変わってきます。さらに言えば、「配当+副業+生活費の見直し」の組み合わせ次第では、サイドFIREへの一歩になる可能性もあります。
私自身、配当が増えるにつれて、当たり前だと思っていた従来の会社員生活から見える世界が少しずつ変わりました。会社だけに頼らなくていい安心感は、価値観や職業観を変化・成長させてくれたと感じています。「お金を増やすこと」が目的だったはずが、いつの間にか「どう生きるか」を考えるきっかけになっていました。
40代から配当金生活を目指すなら、最初にやること
配当金生活を目指すなら、やることは1つだけです。
証券口座を開いて、高配当株を1株でも買うこと。
3万円(私の40歳時点の年間配当)は小さく見えます。でもゼロか3万円かの差は大きい。9年間の複利の起点は、その「最初の1株」です。
配当金生活への道は長いですが、始めるのが早いほど再投資による積み上げ効果が出やすくなります。私の場合、40歳から始めて9年で年120万円に到達できました。一例ではありますが、40代から目指せる選択肢はあると感じています。
9年後の自分が、今日この日を「あのとき始めてよかった」と振り返る日が来るかもしれません。始めるなら今日が最善のタイミングです。
まとめ
- 40歳から高配当株投資を始め、9年で年間配当120万円(税引後・株主優待含む)に到達した
- 到達のポイントは「配当の再投資」「買い増しをやめない」「増配銘柄を選ぶ」の3つ
- 月10万円の配当は生活費の全てではなく「安心の土台」として機能する
- 40代から始めても配当金生活を目指す選択肢はあると感じている——9年間の自分の体験を一例として
→ 9年間の全記録:40歳・500万円から6,000万円になった話
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