本記事は私個人の投資記録・所感であり、特定の金融商品への投資を勧誘するものではありません。市況データは各出典元の公表情報に基づきますが、投資判断はご自身の責任で行ってください。

2026年6月は、上にも下にも歴代級が同居した1カ月でした。史上最高値を更新した数日後に歴代5位の下落、月末にはさらに歴代3位の急落。それでいて月末の2営業日で再び70,000円台まで押し戻す——9年間投資をしてきた中でも値動きの荒い月です。40代・投資9年目の私が、この1カ月に実際に何をして、何をしなかったのかを記録しておきます。

2026年6月の日経平均・NYダウはこう動いた

6月の株価指数の動きを確認するイラスト

5月末66,329円で終えた日経平均は、6月3日に史上最高値となる68,402円まで上昇しました。ところがその5営業日後の6月8日には2,563円安(-3.85%)の64,024円まで急落。ここから8連騰でおよそ8,100円戻し、6月22日には再び70,000円台に乗せましたが、6月23日に2,565円安(歴代5位)、6月26日には3,005円安・-4.15%(歴代3位)と、再び歴史的な下げ幅を記録しました。それでも月末の6月30日には東京エレクトロンやアドバンテストなど半導体関連の好決算・増配発表を手がかりに反発し、終値70,062.32円(前日比+594.21円)で着地しています(出典:日経平均プロフィルTHE GOLD ONLINE)。

TOPIXは6月3日に史上最高値圏の3,996.20をつけたあと、日経平均ほどの下落率にはならず、月末は3,994.76で着地しました。半導体などの値がさ株比率が低いことが、日経平均との値動きの違いとして表れた月だったと感じています。

米国市場では、NYダウが6月30日に52,319.20ドルで連日の終値最高値を更新。ナスダック総合も月末2営業日でハイテク株中心に急反発し、26,213.72(速報値)で月を終えました。国内が乱高下する一方で、米国は月末にかけて最高値圏を維持する対照的な1カ月でした(出典:日経新聞みんかぶFX)。

💡 ポイント 6月は「最高値更新→歴史的急落→反発→再び歴史的急落→月末に持ち直す」という、上にも下にも歴代級の値動きが同じ月に同居しました。1つの暴落局面より、往復のほうが精神的にはこたえると感じた月でした。

40代のわたしはこう動いた

乱高下の相場に少し疲れつつも積立を続けるビジネスマンのイラスト

正直に言うと、6月26日の朝、証券アプリを開いて評価額が前日から大きく減っているのを見たときは、久しぶりに含み益が目に見えて減っていく感覚がありました。それでも新NISAのつみたて投資枠・成長投資枠の買い付けは、いつもと同じペースで継続しました。高配当株については減配のニュースが出た銘柄はなく、保有を継続しています。

9年前、2017年に投資を始めた頃の自分だったら、この乱高下だけでかなり動揺していたはずです。今回落ち着いていられたのは、相場が読めるようになったからではなく、「配当というもう一つの収入源があるから、株価の上下だけに集中しなくて済む」という構造に変わったからだと思っています。なぜこの乱高下が起きたのか、原油・金利・為替の連鎖を掘り下げた記事も書きました。→ 地政学リスクは株価にどう影響する?2026年6月の乱高下を40代投資家が因果でたどる

⚠️ 注意 ここに書いたのはあくまで私個人が取った行動です。急落局面での対応はリスク許容度や資金計画によって適切な形が異なります。同じ行動を推奨する意図はありません。

気になった金融・経済ニュース

6月の金融・経済ニュースを整理するイラスト

日銀が利上げしたのに、円安が161円台まで進んだ

6月16日に日銀が政策金利を1.0%へ引き上げましたが、その後も円は売られ続け、6月19日には1ドル161円台という2024年7月以来の円安水準になりました。「利上げ=円高」だと単純に考えていた私には意外な動きで、中東情勢に絡むエネルギー価格の動きや日米の金利差など、為替は一つの材料だけでは動かないのだと改めて感じました。円安が高配当株・オルカンにどう影響してきたかは、円安は40代の投資にどう効く?にまとめています。

こどもNISA、2027年開始が税制改正大綱に明記

令和8年度税制改正で、0〜17歳を対象にした年間60万円・総額600万円のつみたて投資枠が2027年に始まる方針が示されました。自分の子どものための制度ではありませんが、もし20年前にこの枠があったらどうなっていたかを試算した記事を先月書きました。詳しくはこどもNISAはいつから?2027年開始・「もし20年前にあったら」で試算をご覧ください。

NISA口座数が2,700万件を突破

金融庁の発表で、NISA口座数は2,700万件を超えました。9年前、投資の話をするだけで少し浮いた空気になった職場を思い出すと、この数字の伸び方には隔世の感があります。NISA口座数2,700万件。9年前これを始めた私は職場で「変人」だったに詳しく書きました。

日経平均は最高値でも、高配当株は同じようには動かない

6月3日の最高値・6月8日の急落の週も、私の口座には配当の入金通知が変わらず届いていました。指数を動かしている値がさ株と、自分が持っている高配当株は「別物」だという感覚は、6月のような乱高下の月ほど強く実感します。指数の仕組みについては日経平均が最高値でも私の高配当株は動かないで解説しています。

まとめ

来月に向けて気持ちを切り替えるイラスト

2026年6月は、日経平均が史上最高値と歴代3位・5位の急落を同じ月に経験するという、値動きの振れ幅が大きい1カ月でした。私自身は積立のペースを変えず、高配当株も保有を継続しています。円安が161円台まで進んだこと、こどもNISAの2027年開始、NISA口座数2,700万件突破など、40代の資産形成に関わるニュースも多い月でした。

来月は、日銀の追加利上げの有無や、こどもNISAの制度設計の続報に注目したいと思っています。

投資を始めた頃の自分がこうした乱高下をどう受け止めていたか、9年間の記録は40歳から投資は遅い?9年で500万円→6,000万円になった実例と始め方にまとめています。

9年間の全記録:40歳・500万円から6,000万円になった話


本記事の市況データは各出典元の公表情報(2026年7月1日時点でアサが収集)に基づきます。個別銘柄への言及は業種名に置き換えています。投資は自己判断・自己責任でお願いします。